ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

肉の自給自足 やってみたら意外と??

 

どうも。ちんたら村の和志です。

 

自給自足するって本当に難しい??

やってみなきゃわからない!という思いで仕事をやめ始めた限界集落での暮らし

 

畑で野菜作り、田んぼでお米、山ではキノコや山菜、果実などなど、限界集落なので資源は山ほどありました。

 

その中でもお肉に関しては棚からぼた餅のぼた餅くらい、意外と簡単に入手することができたんですね〜

 

 

近所に猟師さんが二人いる。ということも大きな要因ですが、、、

これから自給自足をしたいという方。移住先の近所の猟師さんの元を訪ねてみると、スーパーでお肉を買わずに良質で新鮮なタンパク質を0円で入手できるかもしれません。

 

今回はその理由を解説していきますね!

 

肉が手に入る理由その一

 

●猟師の高齢化

 

近年猟師の全国平均は60歳を超えていて、それでも書き入れ時になると1日に30頭は捕まえていたりします。

 

その中で一番猟師さんにとって痒いところに手が届くのは、駆除した猪や鹿を貰ってくれる人がいることなのです。

 

猟師さんも兼業猟師の方が多く、猟以外にも仕事をしていたりします。罠にかかった獣を仕留めるのは簡単ですが、それを埋める作業が実は重労働なのです。

 

高齢化した猟師さんたちは自分の体力を少しでも温存できるなら、貰ってくれる人にあげたいと考える人も実は少なくないのです。

(中には獣肉をペットフードに加工したり、精肉して近所や親族、知り合いと物々交換したりしている方もいますが)

 

 

肉が手に入る理由その二

●猟師さんの心がやすらぐ

 

猟師をしている人たちは、鉄砲で猪を打ったりするので周りの人からは、狩猟に関して誤解をされていることが多く、、、

残酷、、、可愛そう、、、

 

という認識を受けていることも少なくありません。しかし、獣が山に増えると様々な問題(畑を荒らされたり、襲われたり、道路での事故などなど)

農作物の被害は年々、何億という単位で増えています。

 

そんな状況があり、地域を守るために狩猟をしているのです。喜んで殺生しているわけではないんですね。

 

なので

射止めた獣を喜んでもらってくれる。食べてくれる人がいる。ということは猟師さんにとっても自分の仕事で喜ぶ人がいる。射止めた獣の命も引き継がれていく。ということが実感できるために、実はプラスに働くこともあるんです。

 

 

肉が手に入る理由その三

ジビエに興味のある若者を増やす

 

猟師さんの数は年々減って来ています。そんな中でジビエや狩猟に興味のある若者は、その地域の狩猟の担い手になりうる人材ということになります。

 

狩猟をするためには、罠免許や狩猟免許、猟銃保持免許など、いくつかの試験を受けて資格を取らなければいけませんが、地域の若者にジビエを提供しつつ、猟についても触れてもらったりできるのでお肉をあげることにはそのような意味合いもあるのです。

 

 おしまいに

冬の時期になると漁師さんからの連絡が増えて

食べ切れないくらいの肉を貰えます。

 

先日は1日に猪二頭、鹿一頭を貰えたのでもうこの冬に食べる分の肉は確保されました笑笑

 

自給自足生活やってみると、、、

肉は意外ともらえる

ということがわかりました。

 

しかし、それもこれも地域の方々が暖かく受け入れてくれている、猟師さんが暖かく受け入れてくれている、ということが一番な大きな理由です。ただ貰うだけじゃなく、もし猟師さんが困った時は手伝いに駆けつけたいですし、

お互い様の気持ちを大切に支え合って自給自足生活ができたらなと思います。