村の歩み「家電は人を幸福にするのか」その2
電気が通って一番最初に使いたいと思ったのが
掃除機でした
それまでは箒で掃いていたのですが
木々の伐採や土木作業や家の工事ばかりしていた時期でもあって、掃いても掃いてもなくならない砂埃と自分で作った床なので隙間がそこかしこにあり掃除機があれば、、、全部綺麗に吸えるのに!と
はやくも文明の利器に頼りたい自分が姿を表していたのです。
電気がなければ全て諦めてノーストレスなのに
あるからこそ、○○があれば、、、と考えてしまうのでした。
そしてさっそく掃除機をもらってくることに成功して、久しぶりに使ってみると
まぁすっきり!
いままでは箒でざっくりとしか綺麗に出来なかった室内も、あっというまに綺麗になってしまい、掃除機ってすごい!!と心の中で褒め称えていました。
そこからは毎日の掃除の楽しいこと楽しいこと
家事が楽になると楽しくなるということを知りました。
そこから一ヶ月すぎたころ
6月中ば
村で事件が起きます。
その名も食中毒事件。
冷蔵庫なしの生活をやってみてはいたものの
今考えれば当たり前だろとか思うんですけども
梅雨入りして気温がジリジリと上がってきた最中、開封済みのトマト缶をカレーにぶち込んで
その夜から3日間、立ち上がれもしない腹痛と頭痛に襲われてしまったのでした。
村に電気が入り
掃除機を欲している時に薄々気づいていたのでした。
現代人の自分には家電なしで生活を送るのは
技術的にも身体的にも厳しいんじゃないか??という心の囁き
事件後
そんなことを考えるようになったのでした。
続く