ちんたら村 村長のブログ

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ちんたら被災生活 まとめ

 

横浜に無事避難しました。

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ちんたら村の和志です。

 

この二日間で千葉県の現状が少しでも伝わればとSNSやブログで発信してましたが、

やっと世間も真実味を帯びて情報が伝わっているようですね。

 

この記事で台風の内容は最後にしようと思います。

 

まとめ

●被災時の人間関係

●都市と田舎での被害の差

●便利と不便

 

この三点が今回被災生活をしながら考えていた内容だったのでお伝えしたいと思います。

 

 

●被災時の人間関係

 

「とんでんが飛んでった(ファミレス)

お?移転するなんて聞いてねぇぞ??笑」

 

「随分綺麗さっぱり飛んでったもんだ笑笑」

見晴らしが良くなったなぁ!笑笑」

 

「うちにはよ。冷えたビールがあんだよ笑笑

飲んでくか??うめーぞー?」

 

これらの言葉は今回の被災してる中で

被害を笑い飛ばしてくれた言葉たちです。

 

それぞれの被害は少なからずありましたが、

起きたものはしょうがない。笑いに変えよう

という地元の人たちの逞しさと、またそういうことを言い合える関係性が田舎ならではだなぁとつくづく感じました。

 

大変な時はお互い様。

 

隣の家の瓦が降ってくることも

屋根が降ってくることもあるんです。そんな中でもお互い様よ、、、と言い合える関係性が普段から作られているか

 

とても大事なことだと感じました。

昨今ではご近所づきあいが薄れていますが

これからの時代は自然災害はさらに増えます。

 

電波がないとググっても情報は手に入りません。今回近所の人と話す中で情報が入ってきました。

 

近くに住む人たちとの関係性

大事です。

 

 

●田舎と都会での被害の差

今回僕が被害を受けた場所はとても自然豊かな田舎でした。

 

なので自分の敷地の小屋一つ飛んでも

隣のうちは少し離れてるので被害はありませんでした。

 

しかし、これが都内だったらどうでしょう。

看板、瓦、電信柱、屋根、小屋

 

飛んでしまったら確実にどこかに当たってしまいますね。あー怖い怖い

 

またガソリンスタンド、コンビニも一部だけ開けてくれていたので、非常食、水にはなんとか困りませんでしたが、

 

都内の人口と田舎の人口の差を考えると、それはもうものすごいものの争奪戦が始まることでしょう。

 

僕はこれからも田舎に住み続けますが

いつか来ます。都会にも。備えるべし。

 

 

●便利と不便

電気と水道、そして電波がない状態は

ストレスでした。

 

近所のスーパーが閉店しちゃって

買い物が遠くなると不便ですよね。

 

結構

うっっっまじか、、、って思いますよね。

 

でもよーく考えてみてください。

 

歩いて3分で買い物に行けたのが

歩いて15分になったところで

大したことないはずです。

 

しかし、そこで強いストレスを感じるのが人間

 

スマートフォンで例えましょう。

過去ガラケーの時は赤外線送信で盛り上がっていました。

 

今はスマホで映画が見れる。youtubeが見れる。世界中の生配信を観れる。

盛り上がってますよね。

 

ここで急に電波が届かなくなりました。

 

いや、生きていけますよ。食べ物や水がこんなにも豊富な国ですし。

 

しかしですね。その電波がなくなったストレスはもうとてつもないんですよ。

 

今回僕があった実害として伝えると

 

職場から

被害状況を連絡してください。と言われた時にかすかな電波が届く場所で文章や言葉を選びながらラインや電話で伝えました。

 

なかなか伝わりません。

 

画像をくれ。と言われたので1枚5分の時間をかけて送りました。

 

こちらでは送ったことになっているのですが

何故か職場には送られてなく

 

至急情報をください。情報伝達を第一優先にお願いします。

 

そう言われてしまいました。

 

 

ここでなにを伝えたいかと言いますと、

今当たり前に人が行ってるコミュニケーションはアナログとデジタル50対50くらいでしょうか?

 

コミュニケーションが半分できなくなるくらい不便やストレスを感じてしまうのです。

 

便利になればなるほど

いずれその分の不便さを感じる時が

皆さんにも来ます。

 

ウォシュレットがないトイレだと

我慢する人いますよね?

僕もかつてそうでした。

 

ウォシュレットどころじゃない不便感をいずれ感じる時が来ます。

 

便利を追求している世の中ですが

僕は不便について考えていこうと思います。

 

不便益という言葉があります。

 

不便だからこそ利益が実はあるんです。

それを身をもって思い知らされました。

 

 

この経験が何処かの誰かに届いていたら幸いです。

 

以上

ちんたら被災生活 台風だって涙を流して

でしたー