ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

日本人の自尊感情が低いことに対する仮説

 

おはようございます。ちんたら村の和志です。

 

保育業界の方とお話をする時に

実際に言葉には出さなくても

保育者さんたちの頭にあると言っても過言ではない

 

自己肯定感 自尊感情 という言葉

 

自分のことを好きになれる人を育てたい

自分を認めて周りを認められる人に育てたい

誰かを愛せる人になってほしい

豊かな人間関係の中で生きれるように、、、

 

そんな思いのもとで保育士さんたちは

専門的な知識と思考をもとに

 

子どもの自己肯定感を育む

ということを大切にしています。

 

なのでよーくこのことが話題に上がるのです。

 

なぜ日本人は自己肯定感が低い?

幼い頃の環境が共働きで十分に子どもの心が受け止められてこない環境だから??

 

 

結論から言うと僕の仮説は

 

人の役に立つ機会が減ってしまったから

自己肯定感が低くなってしまったのではないか

というものです。

 

細かいデータをあげるのがあまり得意じゃないのでざっくりいきますが平成30年度の若者の意識調査によると

 

自分は役に立ててないと感じでいる人は

自分に対する満足度も低い

と言う結果がでてます。まぁ割と当たり前ですね。そりゃそうだ

 

しかしここで気になるのが

日本人は諸外国と比べて二倍以上も

そのように感じてしまう可能性があるとデータが示しています。

 

役に立ててない、、、と言うことに

強く不満を感じる気質なんですね

 

また年々、自己満足度や自尊感情が下がっている傾向があります。

 

人が誰かの役に立つ時ってどんな時だろう??人の役に立つ機会ってどんな時だろう???

そんなことを考え、真っ先に出たのが

 

災害時の助け合いでした。

今回の台風ではその一つの機会だったのかもしれません。

 

そう考えると、確かに昔は消防団が地域の若者で構成されていたり、地域での被害を地域住民みんなで修繕したり、そういう時に女性が炊き出しをしたり、子どもも手伝いをしたり

 

今は結構公共の支援がやってくれていることを自分たちでやってきた文化がありました。

 

またお祭りも地域住民で作り上げられていたりなどなど

 

地域の中で人が役に立つ機会が多くあったのではないでしょうか??

 

空き地を掃除してくれるおばあちゃん。

部落の神社をみんなで掃除したり

 

 

確かに面倒だと感じながらやっている人もいたかもしれませんが、社会の一員として自分がいることに自信が育まれていたのではないでしょうか??

 

逆に現代の環境は

身近にそういう機会はめっきり減ってしまっています。

 

だから特に日本の若者は自己肯定感が低くなっているのではないでしょうか??

 

乳幼児保育、教育で大切に大切に育んできたことが、その後生かしきれていない背景があるのだと思います。

 

子どもの社会参加はとても大事ですね。

 

だからこそ、ちんたらむらはそういうことを大事に暮らせる場所をつくりたいのです。

 

面白いのがですね

日本にも自尊感情が国全体として高まっている。むしろ高すぎると言われた時代があります。

 

それは日露戦争に勝った後

 

自惚れるという言葉

自尊心という言葉が一番新聞に書かれていた時代です。

 

日本人も自信持ってた時があったのか、、、

戦争に勝った国は自己肯定感が高い?

 

優越感と自尊感情は=ではないにしろ影響はありそう。というのは思うのですが、

自尊感情や自己肯定感が高すぎるのはどうかという点も見えてきます。

 

自由の国だー!!といって他所の文化に干渉しまくるアメリカみたいになってしまいますからね。

 

お祭りや、地域行事、地域自治

助け合いを楽しく充実させられる環境が

求められているのかもしれません。