ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

生きること

 

どうもちんたら村の和志です。

 

今、僕は生きています。喜ぶことができます。何かに真剣になることができます。悲しむこともできるし、現実逃避をすることもできます。

 

感じることができます。

 

人はみな生きています。

 

生きているということは感じているということ

 

悲しい、嬉しい、ドキドキする

無気力になる、はしゃぎたくなる、叫びたくなる

 

私ごとですが

今日は心が動かされることが多くありました。

きっとそういう日

 

この気持ちをちょっとみなさんにおすそ分けしたくなったので書きました。

 

久し振りに長時間の熟睡をしました。

昨晩の9時ごろに寝て、朝寝ぼけながら体の軋みを感じながら体を起こすと

 

今日

自分は何をすべきかを考えました。

 

保育園に行き子どもと関わった方がいいのか

保育者さんたちを手伝った方がいいのか

 

千葉県に戻り復旧作業に取り掛かった方がいいのか、支援物資を集めた方がいいのか、一日休養をした方がいいのか

 

僕は一日休養することに決めました。

 

上司に連絡を取り、休みを頂き、祖父母のお家に向かいました。

 

池袋の公園を歩いていると

沢山の出勤途中の方々とすれ違う中

お爺さんが落ち葉を箒で吐きながら、僕に声をかけてくれました。

 

「お疲れ様。気をつけてね。」

 

僕の目を見ながら

何か遠くの光を見るかのような笑顔で

声をかけてくれました。返事をして公園を歩いていると

 

沢山の落ち葉が地面に落ちていました。

 

とても箒で集めるには大変な量の落ち葉

 

でもお爺さんは集めていました。

 

落ち葉を集めながら忙しく歩いている

人達に声をかけていました。

 

素敵な生き方をしているお爺さんから元気を貰いました。

 

これが一つ目の心を動かされたこと

 

二つ目は

電車に乗る中、避難荷物を持つのに疲れて

電車と電車をつなぐ扉にもたれかかっていた時

扉が押し開けられました。

 

持たれてたから

扉を開けにくくしてしまっていた、、、

 

と思った瞬間。

 

その扉を開けたファンキーなおじさんは

僕の顔を見ずに

「大丈夫か!頑張れよ!」と車内に響く大きな声で歩いていきました。

 

周りのお客さんはクスクス笑っていましたが、

僕は元気をもらいました。

 

確かに自分の格好を見返すと

ちょっと見すぼらしく、よれよれの紙袋に服を詰めて両手にそれを抱いてる姿は

 

家出少年に見えたのかもしれません。

 

あぁ、自分は今周りの人にそう見えるのか

と気づき、それでも

 

がんばれよ

 

と声をかけてくれたことに心が暖かくなりました。

 

そして、先ほど祖父母のお家で暖かいご飯を頂きました。

 

 

人という生き物が

生きること

 

確かに悪いと感じる出来事が社会に沢山起きています。

 

災害も起きています。

 

悲しい出来事にも巡り会います。

 

でも、

些細なことで心が暖かくなることもあります。

 

70億の人がいて、みんな違います。

でも、みんな生きています。

 

楽しいこと、悔しいこと、投げやりになること、悪い気持ちになること、良いことをしたい気持ちになること、誰かのために犠牲になること、何かを犠牲にすること

 

色々ありますが、精一杯

生きています。

 

争うことなく、生きたいと願うけれども

争ってしまうこともあります。

 

それでも生きてるのです。

 

自分の気持ちを大事に

生きていきたいものですね。

 

明日から千葉県に戻ります。先日千葉県から避難してきたことに対して僕は負い目を感じていました。電気のある生活、暖かいご飯を食べることに、山登りをすることに負い目を感じていました。

 

しかし、今回の休養があったからこそ

千葉県に戻り、復旧に携わり、仕事を全うし

自分の夢にも向かっていけます。

 

自分のちんたらを認めることは

自分の気持ちに目を向けること

 

ちんたら生きていきたいものです。