ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

和志、周辺の村人と遭遇するの巻

今日は二人目の来村者のゆかりさんが来てくれましたよー!めちゃくちゃ嬉しい1日でした。

 

しかし、さすが面白いちんたら村(自分で言うスタイル)ゆかりさんが村に来るや、急に軽トラが走って来て

「乗れ!」と近隣の村人が迫ってきます。

僕もゆかりさんもぽかーんとしていたのですが、「いいから後ろ乗れ!」と言われるがままに軽トラの後ろに乗り込むと、猛スピードで発信していってしまいました笑

完全に拉致でしたね笑

 

運転手は、僕に牛乳をくれる近所の酪農家の方

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ゆかりさんは

「初めて軽トラの後ろでこんな乗り方したよぉー!」と少し興奮気味に喜んでくれていていました(喜んでくれてほんとよかった、、、、普通はビビります)

 

5分も経たないうちに車は止まり、ほれ!見てみろ!

と言われると、崖の下に一本の錆びたパイプが見えました。

そこを覗いてみると、ちょろちょろちょろちょろと水が滴っている音がしていました。

「錆びて穴空いてんだ。お前器用か?直せるか?」と言われて僕は「不器用です笑」と正直に告白

「田んぼに水入れようと思ったんだけどよ、その水を引くパイプが穴空いちまって上まであがってこねぇんだよ。」

「お前んとこも水入れるだろ。このままじゃ水はいらねぇぞ」

それはまずい!と僕も拉致された意味がわかったのですが、そこにまたもう一人村人が現れて、「やっぱりダメかい?」と聞いてきます。

話を聞くとそのパイプは60年前に作られたものでした。

 

材料をコメリで買ってきた後早速修理が始まりました。

崖に命綱をつけて降りていくのは僕を除いてこの中で一番若い50歳の男性、しかしたくましく降りていきます。

上で60歳くらいの村人たちは、「3年前に俺直したっけ?どうだったかな?あ、直したわ!ハシゴをくくりつけて降って直したんだった。」「お前それ危なくねぇかい?」など、そんな、なんてことない話をしていました。

 

僕もなんとかできることをお手伝いしていると、

これ切ってくれ、と言われて渡されたのが鉄の板で、

ゲゲゲ切ったことねぇ、となっていたのですが道具を貸してもらい切ることに挑戦

「ばかとなんとかは使いようって言うだろ」と後ろから聞こえてきましたが、これがなかなか難しい

 

鉄を切り終わった頃、気づくと鉄を曲げて筒状に加工している村人の姿がありました。

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すげーそんなこともできんのか、と思っていると

「農家ってのは、なんでもやんなきゃいけねえんだ」と村人が少し誇らしげに教えてくれました。

確かに「百姓」と言うだけあって様々な仕事をこなせるんだなぁとやっぱり農家の方々はすごいと感心しました。

 

その他にも崖の上から道具をやりとりするときには、縄が大活躍。ものを吊り下げてロープウェイみたいにしてやりとりをします。

どれも確かにそこまで複雑ではないのですが、ちょっとした工夫があったり、知恵を使っていてこれまた感心。

 

穴の空いたパイプにゴムのシートを貼り、その上から曲げた鉄板で多いテープで巻き、番線でしめる。

これも、どうやって直すっぺ

と村人たちが考えた方法で、なんでも自分たちでやってきた人たちの対応力というか、生きる力は逞しかったのでした。

 

僕も早く逞しくなるぞー!と思って

より、ちんたら村づくりの作業が捗る一日となりましたとさ

 

いやー村人たちは本当にあったかい人たちだなぁ、ガハガハ笑ってグイグイくる感じたまらんです。みなさんもちんたら村に来たら遭遇できるかも!?笑

女の人が来たら遭遇率あがりますので、お楽しみに笑笑