ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

人間も自然の一部

 

みなさんこんばんはちんたら村の和志です。

 

畑で採れた新鮮な野菜や米、近所からもらえる生牛乳、沢や茂みに生える山菜や野の草など

本当に香り高く、味わい深い食材に囲まれていて、料理も教えてもらっちゃったりで食欲が止まりません笑笑

f:id:chintarakazushi:20190415223601j:image

最近太ることを恐れ始めています笑笑

ぜひちんたら村に来たら美味しいご飯を食べて帰っていってくださいね^_^!

 

私は、畑仕事で昨晩のカロリーを消費しなければ!とますます作業に熱が入るこの頃です笑!

 

そんな里山生活を過ごしているわけでありますが、ちんたら村のある千葉県富津市には限界集落に近い場所が数多くあります。

 

数年前に市が行政破綻をしているくらい、中々の過疎と高齢化が進んでおります。今までは人がいたからこそ村は賑わっていました。

しかし今は慎ましくのどかな暮らしがあり、賑わいは何処へやら、、、

 

そんな富津市に住んでいる中で見えてきたことがあります。

それは、、、

人間のお陰で守られてきた環境がある!

ということです。

 

環境問題のことを考えると

本当に人間は悪いやっちゃな〜と

思って自給自足生活ができる大人になろうと決心した僕でありますが、村でこんな話を聞きました。

 

今までは猟師が沢山いたからな鹿も猪もそんなに多くなかったんだが、猟師の数も減って、猟師をやってる人もじぃちゃんが多くなっててな、鹿と猪が増えまくっとるんや!人の畑のモノを食うは荒らすわでもう被害がとんでもないんじゃよ

 

さらにその続きが衝撃でした、、、

猪はまだええんじゃが鹿は最悪でな

山の新芽を全部食ってしまうから新しい植物が育たんし、木の皮や新芽も食ってしまうから木も枯れていって土も枯れていって

土砂崩れが起きるわ山が死んでくわでもう大変なんじゃよ

 

え、鹿ってそんなに悪いやつなの、、、?

もののけ姫のヤックル好きだったのに、、、

バンビも可愛いのに、、、

 

とちょっとショックでしたがそんなことを知りました。

そして里山で調べていくと色々なことが分かってきました。人間が田んぼを作り、山や草木を手入れすることで、綺麗な小川が流れて、そこに住んでいた生き物たちがいたこと

 

人間が生活していたからこそ

成り立っていた環境があったこと

 

きっと今の環境もそうなんだと思うんです。

人間が偏った使い方をするから

偏った生き物だけ物凄く増えていたりするんでしょうね。

 

しかし人間も自然の一部

自分たちが循環の中でどの立ち位置で

地球のためにどんな暮らしをすればいいのかを学ぶには、日本の昔にそのエッセンスが詰まっているように感じます。

 

2015年に国連が採択した持続可能な開発目標(SDGsエスディージーズ〉)2020年から社会のあらゆる分野で、その活動の循環は持続可能なものですか???

と問われる時代がもう直ぐ目の前です。

教育もそうです。資源を大量に使って教育をするのはもう続きません。だってそれで豊かに子どもたちが育っていっても、その子どもたちが大人になった時に地球に豊かな資源が残っていなければ意味がないからです。

 

人間も自然の一部

昔の暮らしから学ぶことはたくさんありますね!僕も猟の免許と里山の手入れ、そして里山での暮らしをもっともっと学びたいと思います!

足るを知る。そして知恵と工夫ですね!

僕の腹も足るを知れ!!!と心から思います。

 

村の人たちはそこにあるものを活用して豊かに生活しています。25歳という年齢でそれを学べる今の環境に感謝感謝です!

 

以上人間も自然の一部でしたー!