ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

人の発達は美しい

おはようございます。

 

今書きたい気持ちが溢れています。

 

 

入院しているので朝6時には看護師さんが起こしてくれて点滴を体に入れ

点滴が終わると病院の外に広がる綺麗な海と登ってくる朝日を眺めながらコーヒーを飲んでいました。

 

今日のコーヒーは美味いなぁ

とそんなことを思いながら過ごしていました。

 

そんな時に

車椅子に乗ったおじさんが隣に来ていろんな話をしました。

 

交通事故にあった話

4年半その怪我と一緒に過ごして来た時間の話

その結果、足を切断した話

治療のこと、その時の心境

 

そしてそうやって人は自分の内面を吐露し始めると

過去の様々な思い出に話は深掘りされて行きます。

 

息子を亡くした話

弟が笑わなくなった話

姉を亡くした話

 

本当に悲しい出来事は乗り越えることなんてできません。

どんなに楽天的な人でも、何度も思い出し、何度も悲しみます。

自分だけではなく家族が悲しんでいる姿をみるとなんとも言えない気持ちが蘇ります。

 

悲しい出来事は、心の奥底にしまっておくことしかできません。

 

しかし、それでも人は懸命に生きることができること

 

人生の中で起きる出来事に心を乗っ取られずに生きている人の姿をみたり

その営みに触れるて感じていると涙が出て来て

 

人の生き方に美しさを感じます。

 

子どもたちは悲しみを全身で表しながら発達していき

大人たちは悲しみを受け止めながら発達していく。

 

人は生まれてから死ぬまで発達していきます。

様々なことを受容し、最後には自分の命の終わりを受容する。

 

人の発達は本当に美しい。

 

そんな発達の土台となる乳幼児の子どもたちと関われる

保育という仕事に携わっていることに感謝したいと思います。