ちんたら村 村長のブログ

村づくりのあらゆるプロセスを共有します

人と話すこと

どうもちんたらむらの和志です!

最近のコロナ騒ぎでちんたらむらのイベントを今後どうして行くか悩んだりしていて

ちんたらやりたいことをやって行く上でウイルスというのは非常に厄介だなぁと考えさせられていますが!ウイルスに負けずちんたら楽しいことを企画して行きたいなと奮い立っております。

 

さて、今回の内容は「人と話すこと」

 

僕自身

去年の四月から限界集落にすみ始め

人と話すことが圧倒的に少ない住環境、仕事環境に身をおく中で感じたこと

 

また、ここ数日

友人の力を借りて

zoomで私ごとの相談に乗ってもらっている中で考えたことを書いていけたらなと思います。

 

「人と話すこと」

大事です。

 

一人になってわかることってたくさんありますね^^;

それでは始まり始まり〜

 

 

自分のことは自分じゃわからない。

 

自分でわかったつもりになっている

自分自身の性格、特徴、考え方

それはすご〜く狭い視野で見える自分なのでした。

 

一人の時間を使って自分にスポットを当てて

自分の心の穴を掘ってみる。

 

掘ってみるきっかけの多くは

何か出来事があった時やもやもやするとき

 

なぜこうなるんだろう。なぜこういう風に思っちゃうんだろう。

なぜこう言われてしまったんだろう。なぜそんな表情をさせちゃったんだろう。

そんな時

 

 

過去の行動や発言を振り返り

考えてみる。

自分で掘ってみる。

 

多分

僕が持ってる掘るための道具はシャベルみたいなもの

 

粘土を見つけたり、綺麗な石英を見つけたり

少し珍しいものを見つけて喜んだり、安心したりする。

 

でも

他の人と話す時

いろんな道具を持ってる人がいる

大きなスコップや

もりもりっといろんなものをまとめて掘り返せるブルドーザー

削るようなドリル

地震を起こして地割れを起こせる人も

 

 

自分でやるときはシャベルで

自分が傷つかないように

 

 

他の人と話すときは

自分の土壌にいろんな刺激をもらえます。

 

時にはタネをまいてもらえたり

雨を降らしてもらったり

隕石を落としてくれたり

 

人と話すことはそんなことのように思います。

 

農業しててもおんなじで

自分で肥料をまいて

水をまいて、いろいろコントロールしてるつもりになっても

意外とコントロールできないものです。

 

自分の心も一緒で

自分一人で刺激を与えてコントロールしてるつもりでも

そんな簡単に自分の心を健康に保ったり

コントロールなんてできるもんじゃない

 

 

ここ数日のzoomでの会話は

僕の心に対して周りの人が耳を傾けてくれて

どんな掘り方をしたらいいか考えながら

穴掘りを手伝ってくれました。

 

 

そんな中で出てきた僕自身の心の言語化エピソードを一つ紹介しますね。

 

先日近所の人が僕のために

巻き寿司を作ってくれたようで

畑仕事から帰ってくると玄関にお弁当包みが置いてありました。

 

めちゃんこ疲れてて

あー今日ご飯どうしよう。

と思っていた僕は大喜び。

 

疲れた体に酢飯はめちゃんこ美味く感じたのでした。

 

 

それを僕は食べながら

どうお返しをしようか、、、と考えていたのでした。

 

 

そしてそこから話は変わり

zoomでの話題になります。

 

 

「親しい人に感謝を表すのが下手なんだよなぁ」

と僕が自分の悩みを打ち明けると

 

「どうして感謝をしたいの?」

 

という問いを周りの人がしてくれました。

 

どうしてだろう?

そういえば最近お弁当もらって

どうお返ししようか考えていたなぁ、、、

 と先日のことを思い出し、そのことを例に考えてみました。

 

いつも優しくしてくれるご近所さんだから

失礼なことをして嫌われるのが怖い

 

 

だから貰ったのならちゃんとお返しをする。

 

 

僕がしたい感謝は

 

そういうこと???

 

しかし自分が感謝をしなきゃと思っていた中には

そのような考えが混ざっていて、それは感謝じゃないことに気づいたのでした。

 

一つの出来事の中に

いろんな感情があって

感謝を考えていても実は感謝じゃなく自分の保守だったりすることもあるんですね笑

 

自分の思考なのに怖い怖い

 

でも話してる中で

「きっとその近所のおばあちゃんは和志くんに作ってあげれただけで満足なんじゃないかな?作ってる時が楽しかったりするんじゃない?」というお話をいただいた時に

 

確かに、自分も誰かにご飯を作るときは

感謝されるより「美味しい」って食べてもらえることの方が一番嬉しいなぁと考えました。

 

それに感謝をするなら

どんなお返しがいいかなぁと考えるときに

 

おばあちゃんは何をしたら一番喜ぶんだろう、、、

 と考えてお礼をした方が

 

 

自分も相手も豊かな関係になれるなぁと思い至ったり

 

自分のもやもやを少し話しただけで

ものすごく思考の幅が広がったり

自分の納得が見つかったりしたのでした。

 

 

 

自分のことをもっと知りたい。深めたい。

相談するという趣旨で誰かに話しをすることは

すごく必要な時間だなぁと感じました。

 

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ちんたらむらでする暮らしの共同体も

誰かがもやもやしていたら

誰かがそれに寄り添って話を聞いてあげられる

 

子育ての悩みや暮らしの悩みを共有できる

 

そんな「人と話すこと」の文化を大切に

村づくりを進めていきたいなぁと改めて感じました。

 

 

僕自身、もっといろんな人に相談に乗ってもらって

自分のことをもっと知っていきたい。

 

それと同時に誰かの話を聞けるような人になりたい。そう思いました。

 

なので近いうちにfacebookなり身近な友人たちと

もやもやを共有する会をやってみたいなぁと思います。

 

コロナで外に出れない分

テレビ電話で活動の幅を広げてみるのも一つ

 

 

いやー

人に自分の心を打ち明けること

本当に大事ですね。

 

付き合ってくださった皆様に感謝です。