ちんたらとうたん⇆せいたんひっち旅0days#2
0days#2
僕の血は西日本のものが流れている。
母は九州、父は京都
しかし僕は京都より西に行ったことがなかった。
大学生の頃、日本の文化を海外の小学生に伝えに行く活動でタイ🇹🇭を訪れた時は、3歳から8歳までの幼少期タイで暮らしていた自分のことを発掘する時間だった。
嗅いだことのある匂い
食べたことのある味
その国の人と関わった感覚や馴染みの文化
自分を理解する上で、タイに行けたことは本当に貴重な経験でした。マイペンライ精神万歳
そして、自分のルーツを知ることに興味を持ったのもこの時期で、両親の祖父母にうちの家系はどんなことをしていたのか、その歴史を根掘り葉掘り聞くようになりました。
その流れでより興味を持ったのが
自分の血筋が西日本のものであるということ。
西日本を旅したい!という気持ちはこのような流れで生まれていたのです。
まずは両祖父母に会いに行くこと
そしてその後に西日本を旅してまわり
自分のルーツを知ること
旅をする前から旅をしているような心持ちでいっぱいでした。
さて、それではどこに行こうか、、、
まず最初に思い浮かんだのが
徳島県のとある家族のやっている宿でした。
その宿とのご縁を頂いたのは仙台にいる時でした。ご縁ってすごい、、、!ちゃんと今につながっていて、そして確実に未来につながっている
僕が仙台に住んでいたころ、子どもたちと身体表現を楽しみたくて、自分もやってみよう!とダンススクールに通っていたことがありました。その流れでダンスや陶芸、演奏など表現を仕事とする、とある家族と一緒にダンス幼稚園というイベントに参加しました。
そのご家族とは、お家にお邪魔したり、ランチを食べたり、お話をしたり、身体表現のワークショップに参加したり、身体のセラピーをしてもらったり、本当にお世話になったのですが、
仙台を僕が出る前に、そのご家族のお母様が僕に連絡をくださって、
そして一冊の本をくださいました。
あゆみんとスー
この本には
徳島の大自然の中で子ども四人を自給自足の環境で育てている家族のお話が書かれています。
暮らしを豊かにするエッセンスが詰まっている一冊で、その中でも僕はこのご家族の子育てに非常に強い興味を持ちました。
「よし、徳島に行きこの家族に会ってこよう」
こうして1つ目の目的地が決まりました。
徳島県は四国にあります。四国は山菜が豊富だったり、お遍路参りがあったり、とてもとても楽しみな旅の計画part1が出来上がりました。
そして次に
2つ目の目的地を島根県の出雲に決めました。
出雲は憧れの土地でなぜかというと
僕の大好きな漫画「シャーマンキング」の主人公、麻倉葉の出身地、
そして日本中の神々が集まる地
そしてそして、学生時代に出会った友人
島根県出身で島根の地域おこし協力隊の大西健太が頑張っている土地
そして年号が変わる節目に出雲大社に行き
平成の時代をお見守りくださりありがとうございます。という感謝をご先祖様に伝えに行きたい。
という考えのもと島根県に行くことを決めました。ヤマタノオロチ伝説の川も楽しみでした。
そして最後は
佐世保は仙台で知り合った友人の井出勇輝さんが仙台での仕事を辞め、故郷である佐世保の公務員になり、佐世保を盛り上げるべく新しい道を進んでいる土地
仙台でお互いにがんばろう!!と別れて早2ヶ月、井出さんの話す佐世保への夢を感じたくて
佐世保に行くことに決めました。
そしてもう1つの宇久島は
学生時代の震災ボランティア友人の狭間弘菜ちゃんの故郷です。
弘菜ちゃんから聞いた宇久島での教育がとてもとても魅力的で、小中学校では授業に「宇久」という科目があり、宇久島の人は自分の故郷の島が大好きなんだそうです。
僕は東京の羽田、タイのバンコク、神奈川、金沢文庫や弘明寺、仙台、千葉の富津
と転々と暮らし、故郷ってどこだろう??笑という気持ちの中で
自分の唯一の故郷
愛する故郷のことを嬉々と伝えてくれる
彼女の姿に宇久島に行ってみたい!!と
学生の頃に思ったのを今でもはっきり覚えていて、、、
旅の最終地点は宇久島に決めました。
そして移動手段はヒッチハイクに頼ろうと決め、こうして4月28日から5月6日までの9日間で
千葉から長崎までの
ちんたらとうたん⇄せいたんひっち旅が計画されたのでした。
畑仕事に追われ
気がつくと4月27日、旅の前日
荷物を極力少なくし、準備はシンプルに支度
旅が始まる高揚感を抱いて
富津の里山で
蛙の大合唱を聞きながら
眠りにつくのであった。
次回から旅行記に入ります。
ちんたらとうたん⇄せいたんひっち旅1〜3day
は
「ちんたら家族と過ごす時間」
がその日に当たりますのでよかったらご覧ください。